良質ではあるが、可もなく不可もなく。「青に捧げる悪意」の方が断然面白かった。
・「砕けた叫び」有栖川有栖
普通。
・「トロイの密室」折原一
期待したが、やや無理があるか。
・「神影荘奇談」太田忠司
ミステリーとしては、一番理にかなっていた。
・「命の恩人」赤川次郎
一番面白かった。こういうアンソロジーになると、作風の違いも明らかで、良さが際立つ。
・「時計じかけの小鳥」西澤保彦
西澤さんにしてはおとなしめ。犯人は予想通りだが面白かった。
・「タワーに死す」霞流一
普通。
・「Aは安楽椅子のA」鯨統一郎
さすが、鯨統一郎さん。ユニークで面白かった。特殊能力ものは好き。
・「氷山の一角」麻耶雄嵩
初めてのメルカトル探偵もの。謎解きとはいえない。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
アンソロジー
- 感想投稿日 : 2013年5月2日
- 読了日 : 2013年5月2日
- 本棚登録日 : 2013年2月15日
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