大学のフィギュアスケート部を舞台にした話。
一年ぶりに怪我から復帰した大学4年の伏見和馬、悩みながらも全日本選手権を最後の舞台と定め練習に励む。
コーチに師事しながらも大学のスケート部の一員であり、インカレに出場したり、大学単位の応援があり、新聞部の取材があり。
大半のスケーターたちはこうなんだろうと、また現実の選手(日野龍樹や友野一希)を思い浮かべながら面白く読んだ。
2017年11月、平昌五輪を前に刊行された本書。
主人公がかつて一緒に練習していた同期として、明らかに羽生結弦とわかる選手が登場。他にも高橋大輔や樋口豊などあれこれ思い浮かべて面白かった。
ただ、羽生結弦をモデルにした選手が、子供の頃から指導してもらったコーチに後足で砂をかけるように海外ののコーチに師事したことも物語の重要な要素となっている。
実際のところ、羽生結弦と阿部奈々美コーチとは円満解消と言われており、今更これを取り上げた点は気になった。
(図書館)
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
碧野圭
- 感想投稿日 : 2019年9月7日
- 読了日 : 2019年9月5日
- 本棚登録日 : 2017年11月7日
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