すべてはモテるためである (文庫ぎんが堂)

著者 :
  • イースト・プレス (2012年12月2日発売)
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本棚登録 : 2049
感想 : 237
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ずっと書店に行ってタイトルだけ見て気になってた本で
最近読書を始めて、自分が読んでるジャンルとはちょっと違うので、休憩程度に読もうと思ったらめっちゃ考えさせられる一冊でした。

タイトルの名前がストレートだったりや著者がAVの監督だけど、内容はめっちゃ深いです。
共感できる部分が本当に多い本で、恋愛だけにとどまらず色んなことに対して変換して言える部分も多い作品だと感じました。
その中で特に『自分をキモチワルくないって保証して欲しい』ってとこと
『男が求める女性のベースになってるのは自分の中の女性像がある』ってところはすごい刺激を受けました。

ただこの本がマニュアル本に収まらないのは第5章で著者のその後が書かれてるのと対談で学者と哲学的観点からこの本を分析してる部分があってその部分を読んでもっとモテるという事に関して考えさせられました。

自分なりに今この本について解釈すると、キモチワルイ人から脱却して自分と同じ土俵の人にバカやったりとか自分のなかのスーパー戦隊が入れ替わり立ち替わりで誰を口説いたとしてもその行為の本質はお互いの心の穴を刺激するということなんだと思います。それがハマるかハマらないかってとこだけなんだろうなと

ただこんなこと書いてても相手の立場に立ったらとかまぁ色々と考えさせられるんやけど・・・
まぁどうであれ自分の「居場所」持って生きてたらいつかはモテるんじゃないんかとも思うんやけど・・・

とりあえずモテたい人、モテてる人読み手の状況によって色んな解釈のできる面白い哲学書?だなと思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年1月19日
読了日 : 2014年1月19日
本棚登録日 : 2014年1月19日

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