行列のできる不思議な洋食店 ~土曜の夜はバケモノだらけ~ (メディアワークス文庫)
- KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2015年10月24日発売)
本棚登録 : 167人
感想 : 12件
飯テロ小説は大好物であるため、表紙とあらすじから購入。4章しかないことに多少がっかりししながら読み始めたが、意外に楽しく読むことができた。
主人公はぼっちの女子大生で、味覚障害があるため他人との距離をうまく詰められない。ふとしたことからあやかしだけが入れる洋食屋「すずらん」の常連となり……という話。
出てくるあやかしがイケメンだけでなく、年齢も種族も様々で面白かった。味覚障害がヘビーなアクセントとなり、いい意味で物語の重石となっている。主人公も地に足のついた感じで悪くない。出てくる料理は家庭的なものが多く、味で魅せるというよりはストーリーと相まって魅せる感じ。一本テーマが通っており面白かった。
続きがあるなら読みたい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
その他(日本の小説)
- 感想投稿日 : 2015年12月5日
- 読了日 : 2015年12月5日
- 本棚登録日 : 2015年12月5日
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