「放課後四重奏」シリーズの作者の新作。GA文庫でファンタジーへ転向というところでイヤな予感がしたが、主人公が天然ジゴロという特性は失われず、ハーレムを作りつつもちゃんとファンタジーしてて素直に面白かった。人の長所を認め照れずに本人をはじめとする前に言葉にすることができるという主人公力は流石。ところどころ前作の主人公を思い出させたが、作者の持ち味だと思えば気にならない。ファンタジー設定も無理なくチートを感じさせず、戦闘も引っかからず読めた。ファンタジーと戦闘要素が入った分、人間関係の描写に費やすページが減ったのが残念。あとがきを見るに評判が悪くなければ続刊が出るといったところなのだろうか。既にハーレム展開に入ってきているが、続きも是非読みたい。この作者の描く天然ジゴロ主人公が本当に好きなんだ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ライトノベル
- 感想投稿日 : 2015年1月3日
- 読了日 : 2015年1月3日
- 本棚登録日 : 2015年1月3日
みんなの感想をみる