変態王子と笑わない猫。3 (MF文庫 J さ 8-3)

著者 :
  • メディアファクトリー (2011年5月25日発売)
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本棚登録 : 693
感想 : 42
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何これすごく面白い。ヒロイン3人のバミューダトライアングル完成したところに新キャラ投入。義妹的な筒隠月子と違い、今度の妹はまさに妹な感じ。

地の文も会話文も相変わらず言葉遊びが面白く、テンポ良くペース良く読ませる。主人公は女の子のちょっとした仕草から気分を読みとるくせに、恋心には鈍感。些細な、本人でさえ気付いてなさそうな仕草に気付くところが長所。こりゃモテるわ、変態発言さえしなければ。
ヒロインズは見えにくいようで好意が見えていて可愛い。全く笑わない筒隠月子の可愛さが言動から伝わってくる。小豆梓の想いもよく分かる。これ以上近付くと本当に好きになっちゃうから、彼女になれないことは分かっているから、辛くなる前に引いて見込みがない恋は諦めるんだよね。

猫神が正体を現し、何やら波乱万丈になりそう。1巻完結ものをシリーズ化したのだと思うが、違和感を感じることなくうまく続いている。主人公の無くした記憶とか、気になることが多すぎる。タイトルで変なラブコメかと思い、今まで手に取らなかったことが悔やまれる。まあグッズを買う訳でもないし、安く手に入ると思えばいいか。

無表情の義妹系ヒロイン筒隠月子、ぺちゃぱい不器用ドジっ子の小豆梓、勘違い系巨乳脳筋の筒隠筑紫とヒロインはそれぞれ違ってていい。何よりカントクさんのイラストが可愛い。線がしっかりしていて非常に安定感がある。次巻以降も楽しみに読みます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ライトノベル
感想投稿日 : 2015年3月21日
読了日 : 2015年3月21日
本棚登録日 : 2015年3月21日

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