主演のジェームズ・テイラー、デニス・ウィルソンがミュージシャンだったということは知らずに鑑賞したわけだが、それゆえに極端に寡黙な脚本や配役も納得がいった次第。その二人の演技に対比される形でGTOを演ずるウォーレン・オーツの滑稽さが光るわけで。少女役のLaurie Birdという女優が若くして夭折したというのも鑑賞後に知るぐさりと刺さった事実。ウディ・アレンの「アニー・ホール」(1977) が遺作とのことなので機会があれば観かえしてみたい。
後日Japan Societyの映画祭を通して塩田明彦監督による「さよならくちびる」(2019) という作品を鑑賞し、その作品に対する監督本人による紹介ビデオの中で「ヘルマン監督によるTwo-Lane Blacktopという作品をイメージして撮りました」という言葉を聞けたときには「おー、予習しておいてよかった!」となった。(つまりはこれこそが本作の原題)スケールや背景は全く違うもののその意味するところはすんなり伝わりました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
洋画:劇場鑑賞
- 感想投稿日 : 2021年12月27日
- 読了日 : 2021年11月28日
- 本棚登録日 : 2021年11月28日
みんなの感想をみる