難儀しました。難しかった...
養老先生や池田先生が引用されていたから気になって読んでみた。
第一部は時代によってものの知り方が違うということの分析。昔の人と僕らではそもそも根本的なところで感じ方や考え方が違っているんじゃないかと思っていたから、それを細かく分析されていたのでへぇ~と感心した。
第二部は19世紀から現代に至るまでのものの知り方の深層の詳しい分析。養老先生がフーコーさんの問題意識と似たものを持っていらっしゃると書かれていたのが気になって読んだ本なので、まぁ、ぼんやり何となくだけれども、この辺りかなぁ~と思われるところがあったのでよいことにしよう。どうも僕たちは「いったい人間ってどういうものなんだろうか?」というような知り方をしようとしているようである。
知り方のモデルに生物学、経済学、言語の研究という3つが挙げられていて、それぞれに説明があったのでごっちゃごっちゃに考えていたから、これらを分けて考えるといいのだなとためになった。ただ、養老先生は言語の研究ではなく脳の研究でやったほうがいいんじゃないかと思われているそうである。
しかし、まぁ、複雑だこと。世界も人間も複雑だから単純じゃいけないんだろうけど、ものを知るのも大変な精神力がいるんだな。身体も必要だから、結局体力か。。。ともかく理解はできていないのだけれどなんとなく雰囲気を掴んだ感じ。まぁ、何の役にも立たないんだろうな。とほほ...
Mahalo
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
哲学
- 感想投稿日 : 2015年1月15日
- 読了日 : 2015年1月15日
- 本棚登録日 : 2014年12月31日
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