物語のおわり

著者 :
  • 朝日新聞出版 (2014年10月7日発売)
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本棚登録 : 2556
感想 : 359
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「あなたなら、どんな結末にしますか?」

絵美は山間の小さな町に住んでいて、いつも山の向こうを想像しながら暮らしている。ある時有名作家の弟子になるチャンスが訪れる。しかし、親も婚約者も小説家になる事を認めてくれず、絵美はこっそり街を出ようと駅へ向かうが、婚約者が待っていた…
「空の彼方」という物語はここで終わり。

「絵美はどうなったのだろう」
この原稿が次から次へと人の手に渡っていき、思い思いに結末を想像する。それぞれみな人生に迷いを抱えた人たちで、物語の結末を考える事で自分の人生も動かしていく。

みんなの想像した結末もとてもよかったけど、最終章の物語のおわりを読んだ時、やっぱりこれが1番の結末だなぁとホッとして本を閉じた。

北海道に行きたくなる本でした。特に美瑛町は映画で見たことがあってその美しさを想像してはため息をついていた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 購入本
感想投稿日 : 2018年4月5日
読了日 : 2018年4月4日
本棚登録日 : 2018年4月4日

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コメント 2件

ひとしさんのコメント
2018/04/05

けいたんさんこんばんは!
これだけ評価良さそうなのに☆3。いい感じです(^ ^)
信用出来そうな評価は本当に参考になります!

あいさんのコメント
2018/04/06

ひとしさん♪

こんばんは(^-^)/
コメントありがとうございます。
この作品私にはちょっとパンチが足りなくて。
3.5があればそれでよかったのですが、4をつけるのは違うなと思いました。
ブクログではなるべく正直に書いていけたらなと思っています。
ひとしさんの本棚好きな作品が多くて参考になります!

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