深夜の博覧会

著者 :
  • 東京創元社 (2018年8月22日発売)
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本棚登録 : 161
感想 : 35
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昭和12年の探偵小説。

活気ある昭和初期の銀座・名古屋の街並み、華やかな名古屋汎太平洋平和博覧会、お化け屋敷のような慈王羅馬館、哀しい美人姉妹、昭和の香りプンプンのこの雰囲気好き。

名古屋、東京間に仕掛けられた一大トリック!銀座で働く妹は誘拐され、名古屋にいるはずの姉の足だけが何故か銀座で発見される。姉の体は?姉は生きているのか?那珂少年の推理は…。

何気ない文章が後にいきてきて、そうだったのかと何度も唸った。面白いのだけど、とにかく色んな事が詰め込まれていて、なかなか読み進める事ができなかった。参考資料の量凄かった(^_^;)

慈王羅馬館のところや、満州の歴史のあたりも苦手で…
慈王羅馬館は凄く凝っていて好きな人は本当に好きだと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 図書館本
感想投稿日 : 2018年10月28日
読了日 : 2018年10月18日
本棚登録日 : 2018年10月18日

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