昭和12年の探偵小説。
活気ある昭和初期の銀座・名古屋の街並み、華やかな名古屋汎太平洋平和博覧会、お化け屋敷のような慈王羅馬館、哀しい美人姉妹、昭和の香りプンプンのこの雰囲気好き。
名古屋、東京間に仕掛けられた一大トリック!銀座で働く妹は誘拐され、名古屋にいるはずの姉の足だけが何故か銀座で発見される。姉の体は?姉は生きているのか?那珂少年の推理は…。
何気ない文章が後にいきてきて、そうだったのかと何度も唸った。面白いのだけど、とにかく色んな事が詰め込まれていて、なかなか読み進める事ができなかった。参考資料の量凄かった(^_^;)
慈王羅馬館のところや、満州の歴史のあたりも苦手で…
慈王羅馬館は凄く凝っていて好きな人は本当に好きだと思う。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
図書館本
- 感想投稿日 : 2018年10月28日
- 読了日 : 2018年10月18日
- 本棚登録日 : 2018年10月18日
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