著者の経験を通して、総理官邸を始めとする省庁、放送・新聞のメディア、東京電力等で進められてきた理不尽な動きを暴露している。真偽の賛否にはバカの壁が立ちはだかり共通理解は得られにくいだろう。総理や官房長官の会食といった古典的な手法で、トップから懐柔し、組織内で忖度を浸透させていく姑息なやり方には憤りを感じる。痛烈な筆致で批判していく矛先は、民進党にも及び、最後に著者からの提案が纏められているが、現実感に乏しく尻すぼみの感が拭えない。
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- 感想投稿日 : 2017年9月23日
- 読了日 : 2017年9月23日
- 本棚登録日 : 2017年9月23日
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