〈恋愛のちょっとした苦みを描く短編集〉
著:ミラン・クンデラ
クンデラ唯一の短編集。
恋愛の苦々しさをユーモアと皮肉でまとめるのがクンデラ流。
共産主義的な世界観を持つ「だれも笑おうとしない」、「エドワルドと神」が社会主義体制下のチェコから亡命したクンデラの背景を思い起こさせます。
特に後者は秀逸、素晴らしい!!
また「永遠の欲望という黄金の果実」で、クンデラ教授がご教授してくださるナンパのやり方(探知→接近→最終段階)にはニヤリとさせられました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年3月5日
- 読了日 : 2011年4月13日
- 本棚登録日 : 2012年3月5日
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