昔、ドイツ人の学生が、ナチスのホロコーストについて「私たち世代には責任はない。ただ同じ事を繰り返さない責任がある」とインタビューで話していた。
“日本人というのはそれほどまでに怨みを受ける存在なのか”“残留孤児は戦争責任を一身に背負わされる存在だ”
文中このような言葉がでてくるが、一方で「大地の子」を読むと、後の時代の担う責任、贖罪というものをいやがうえにも考えさせられる。
大河映画のエンドロールのように表題が語られる最終頁を読み終えたのは終戦記念日の翌日でした。
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- 感想投稿日 : 2023年8月17日
- 読了日 : 2023年8月17日
- 本棚登録日 : 2023年8月11日
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