アメリカは良くも悪くもボラティリティーの高い社会。
自己管理社会だからうまく生きていける人にとっては楽しい一方、転落すると容赦なく叩きのめされる。
この本はそんな叩きのめされる弱者について滔々と書かれている。
日本は筆者の意図の通り、国民皆保険があるから保険の心配なんてしたことないと思うし、きっと思うことは、「日本人でよかった」に尽きると思う。
でも作者の警鐘するものはその安心感も売りに出されようとしていることか。
「無知は弱さ」と本文に出てきたが、これは本当にそうだと思う。
アメリカに住んでいる時も何度も体感した。
日本は無知でも許される社会。
民度の高さがそれを許してくれる社会。
自分で自分を律することができる力が必要。
これからのボーダーレスな世界では知識と経験と責任力がすべて。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2015年1月23日
- 読了日 : 2015年1月23日
- 本棚登録日 : 2015年1月19日
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