愚者と愚者 (下) ジェンダー・ファッカー・シスターズ (角川文庫 う 15-6)
- 角川グループパブリッシング (2008年6月25日発売)
本棚登録 : 300人
感想 : 24件
「裸者と裸者」同様、下巻は椿子を中心として描かれている。
59歳という歳でなくなった打海氏の最後の作品。
残念ながら未完にしてこの夜を去ってしまった。
作品的には重く暗いイメージが付きまとうものの、
そこには打海ワールドならぬちょっとしたスパイスが入っている。
重いジャンルながらもちょっとしたところに
垣間見ることのできるユーモアが
読んでいる読者の心を和ませてくれる。
本当に惜しい人が逝ってしまったなと感じた作品だった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本文学
- 感想投稿日 : 2008年6月25日
- 読了日 : 2008年6月25日
- 本棚登録日 : 2008年6月25日
みんなの感想をみる