日本人として生まれ、学校で何年もかけて国語という教科を学んできても、日本語という言語そのものに関して深く考えるという機会を今まで持てていなかったという事に、この本を読んで気づいた。人間が物事を理解したり、自分の気持ちを伝えるという事に、日本語がどの様な役割を持っているのか。世界共通言語に近い英語と対比し、これから日本語はどの様な道を辿っていくのか。明治や大正文学の美しい日本語に触れ、その巧みな表現に、会話と表現における言葉の選択の違いはどこにあるのかに興味があったので、読んでいて凄く勉強になった。これは定期的に読み返すと思う。
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- 感想投稿日 : 2018年3月17日
- 読了日 : 2016年7月11日
- 本棚登録日 : 2016年7月1日
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