雨にもまけず粗茶一服

著者 :
  • マガジンハウス (2004年7月15日発売)
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本棚登録 : 290
感想 : 49
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ちょっと軽いおばかさんのように感じる主人公の遊馬(あすま)くんが
とっても愛おしくって
他にも不思議な魅力を持った人たちがたくさん出てきます
心にとどめておきたい言葉が何個かあって
手帳にメモして、何度かつぶやいたりしています

「欠けているものは、いずれその人の中に求める心が生まれれば
 必ず補われる。」
「待ってたって未来なんかどこにもない。
 男なら、引き裂いてむしりとって割れた爪の間に作るんだ」

他にも、茶の湯の規範や掛け軸の言葉
以前、読んだ時はストーリーにばかり気持ちがあったと思うけど
今回は、心に深と染み入る言葉の宝庫でした

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ユーモアミステリー
感想投稿日 : 2011年9月7日
読了日 : 2009年10月28日
本棚登録日 : 2011年9月7日

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