一等星の恋 (小学館文庫 な 34-1)

著者 :
  • 小学館 (2020年10月6日発売)
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本棚登録 : 113
感想 : 5
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表紙とタイトルに引かれて、この本を手にとりました。
著者の作品を読むのは初めてです。
「一等星の恋」を読み終わって、短編集という事に気づき、巻末の山崎直子さんの解説を読んですべての作品に宇宙が関係してたんだ、と気づくというくらい、何も考えずに純粋に作品を楽しめました。
私も星や宇宙が好きです。夜、外にでてただ空を見上げる時間、最近はなかなかとれませんが、大切だなと感じました。

一番心に残ったのは七夕の旅です。
車窓からの景色をどんな気持ちで見ていたのか、千代子さんは七夕の笹に小袋を見た時にどんな事を思ったのか、読んだあとの余韻が響きました。

でも、「一等星の恋」というタイトルで素敵な表紙ですが、収録作品はみんな恋愛という視点ではひとくせふたくせある話ばかりだったなぁと思いました。


読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年2月11日
読了日 : 2021年2月11日
本棚登録日 : 2021年2月11日

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