外科医 須磨久善

著者 :
  • 講談社 (2009年7月22日発売)
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本棚登録 : 457
感想 : 65
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海藤さんのノンフィクション作品。リアルバチスタです。世の中にはスゴイ人がいる。

 海藤さんの「バチスタの栄光」デビュー作だったとは、知りませんでした。そして小説家である前に、医者だったとは。

 バチスタの出版後、そのモデルになった須磨久善さんについて、改めて取材を行い、ノンフィクションでまとめたものです。当初は、医者である海藤さんが、須磨さん視点で本作を執筆する予定だったとか。書き始めてすぐに、それがどれだけスゴイことか分かり、このスタイルになったそうです。

 カリスマ経営者について、色々と取り上げられる機会が多いですが、須磨さんと言う人は、また違うタイプですね。

 ビジネス書では無いですが、気になる言葉や考え方が多く載せられています。こう言う人と一緒に仕事出来るって、羨ましいです。

 ノンフィクション作品はあまり読まない私ですが、ブクログのフォロワーさんのレビュー読んで、とても気になった本書。
 予想以上に面白かった。図書館で単行本借りましたが、文庫版が出てるそうなので、蔵書に決定です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション
感想投稿日 : 2011年8月26日
読了日 : 2011年8月25日
本棚登録日 : 2011年8月8日

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