二時間ドラマSP的です。
久しぶりの真保さんです。
「あのホワイトアウトを超える・・・」と言う謳いに釣られて読んだのですが、何でも詰め込み過ぎと感じました。その影響で、個々のエピソードが薄くなっている。
この1冊の小説の時間軸は、回想があるもののデパートの閉店から翌朝までの一晩の出来ごとです。
これを基本軸はこの一晩にしておき、各エピソードを短編に分けて丁寧に描写して欲しかった。
この「100周年記念書き下ろし」としてやむを得ず、このページにまとめなければならなかったのでしょうか?良くある、小説が映画化された時の物足りなさを感じました。
惜しいなぁ。もっと深く読みたい。話が面白く、ドタバタと忙しない所はドラマにピッタリですね。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年3月28日
- 読了日 : 2013年3月27日
- 本棚登録日 : 2013年3月23日
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