ぼおるぺん古事記 (一)天の巻

著者 :
  • 平凡社 (2012年5月27日発売)
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感想 : 136
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日本最古の史書である「古事記」を、ボールペンによりコミック化された一冊です。

イザナギとイザナミが、日本の始まりになる陸地を作るところから始まります。

 絵はコミック的は描写ですが、言葉は原文に近いのでしょうか?あえて、現代語にしていない所に好感が持てます。

イザナギが黄泉の国にある、イザナミを覗く時、
スサノオが旅立つ前に挨拶に行く時、
アマテラスオオミカミが隠れた天の岩戸が開く時、
ヤマタノオロチの首の数だけ酒樽を仕掛ける時、

有名なシーンが、絶妙に描写されていて、「ほぅ!」と唸りました。

 少し前に、子供向けの「古事記」を読んでいるので、内容は分かりますが、「古事記」を知らなければ理解に苦しむでしょうね・・・

古事記は早い話、「日本を作った神が登場する神話」です。それを大切にし、こうやってコミック的に書く事も、また趣が違っておもしろい。

これはコレで、有りです。

すでに3巻まで出てるらしいので、続けて読んでみます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 古典
感想投稿日 : 2013年3月12日
読了日 : 2013年3月12日
本棚登録日 : 2013年2月13日

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