絵巻平家物語 (1) (絵巻平家物語 1)

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  • ほるぷ出版
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感想 : 1
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子どもと図書館に行った際、ふと目に止まった「絵巻 平家物語」です。なんと1984年刊行。
視聴率で色々言われつつも頑張ってる大河ドラマ「清盛」の絵本版です。

 私の実家は九州の山奥にあり、全国的によくある「平家の落人」から集落が始まったとされています。何度か平家物語に挑戦しましたが、これが面白くない。もとより「驕る平家は久しからず」と良い言われ方がされない平家。文体も難しく理解しながら読むのも疲れます。

 コレ分かりやすい。かなり省略しているんだと思いますが、大河見てるのでストーリーを追う形になり、面白い。
しかし、これを児童書とするのは難しいでしょうね。是非、大人に読んで欲しいです。

「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、娑羅双樹の花の色、盛者必衰のことわりをあらわす。」
多くの人がしっているこの言葉は、平家物語の一文だったのですね。

 第1巻は、清盛の父である忠盛が、その力で宮廷に入りいよいよ平家がその力を示し始めるまで。帯刀して歌会に出た件も書かれています。

9巻までありそうなので、ボチボチ気楽に読んで行きます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 古典
感想投稿日 : 2012年11月27日
読了日 : 2012年11月27日
本棚登録日 : 2012年11月26日

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