まだ小さいのに父ちゃんもなく、貧乏で毎日満足に食べられないながらも手足がガサガサになるほど一生懸命働く不憫なおきん。
それにひきかえ贅沢三昧で不自由を知らない狸一家は…と子供心にも理不尽さを感じ腹が立ちました。
今の子どもたちは子だぬき側の視点で、あまり感情移入はできないのでしょうか…。
大人になった今、あらためて読み返してみて感じたのは、本当に大切なものを大事にしなければ本末転倒…形ばかりのものに頼って安心していないで、自分の力で生きていきなさいというメッセージのようにも取れました。
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カテゴリ:
日本
- 感想投稿日 : 2006年4月2日
- 本棚登録日 : 2006年4月2日
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