母親ウエスタン (光文社文庫 は 35-1)

著者 :
  • 光文社 (2015年1月8日発売)
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本棚登録 : 469
感想 : 48
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母親を必要とする子供と、必要とされたい元母親の長い物語だった。
25歳の広美の1番初めの話が、母親ウエスタンを始めるきっかけだったのではないだろうか。
「母親」として扱われることに喜びを感じたのだと思う。
ラストシーンは、「母親」としてではなく、「広美」を必要とされたことに安堵した。
それが物語のきっかけとなった健介によるものなのが尚更よかった。
裕理もあおいも「母親」として広美を受け入れようとしていたから、このままじゃ「広美」としての人生が死んでしまうと感じた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年1月20日
読了日 : 2023年1月20日
本棚登録日 : 2023年1月20日

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