母親を必要とする子供と、必要とされたい元母親の長い物語だった。
25歳の広美の1番初めの話が、母親ウエスタンを始めるきっかけだったのではないだろうか。
「母親」として扱われることに喜びを感じたのだと思う。
ラストシーンは、「母親」としてではなく、「広美」を必要とされたことに安堵した。
それが物語のきっかけとなった健介によるものなのが尚更よかった。
裕理もあおいも「母親」として広美を受け入れようとしていたから、このままじゃ「広美」としての人生が死んでしまうと感じた。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年1月20日
- 読了日 : 2023年1月20日
- 本棚登録日 : 2023年1月20日
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