これを読む前に、宮本佳実さんの本を読んでいて、このひとの雰囲気、なんだか浅見帆帆子さんに似ているなあと思っていたら、お二人、お知り合いでした。やっぱり!
となったら、なんだか急に浅見さんの本が読みたくなって、こちらを購入。
二部構成になっています。前半は、浅見さんのイラストで描かれる、ダイジョーブタのお話。後半が、解説にかえてというエッセイです。あえてなんの前情報もなく、いきなりお話に入ったのが好きでした。
自分を信じる、自分を慈しむ、自分を尊ぶというのは、言葉で読むよりもずっと難しくて(という思い込みかもしれませんが)、ふとした瞬間に存在しない「他人」の視線を感じて、もしかしたら無理かもしれない、こんなこと分不相応かもしれないなんて思ってしまう。
私はこれをやりたいけど、ひとは私を分かってくれない、賛同してくれない、と落ち込むフーちゃんにダイジョーブタが「その人たちは、フーちゃんじゃない」と言うところが、なんだかじんと来ました。
自分ひとりで生きているわけじゃないから、勝手にはできないけれど、でも、自分のことを一番理解できるのは自分だけ。
読み終わると、拭き掃除がしたくなります。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
和書(あ行)
- 感想投稿日 : 2015年9月2日
- 読了日 : 2015年9月2日
- 本棚登録日 : 2015年9月2日
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