前半は、著者の仕事を通しての読書へのかかわり方の遍歴インタビュー
・マーキング読書法
「本をノートとみな」したくさん書き込みする。
著者を「偉い人」でなく「自分にプレゼンしてくれている」と考える。
・編集工学
「書くのも読むのも(双方向的な)コミュニケーション」
正確な意味の伝達<解釈の流通
とみなす。
その中で、伝言ゲームのように意味が変化していくが、ココを適切に把握するのが「編集工学」。
<span style="color:#ff0000;">P104
読書というのは(略)、著者の「書くモデル」を作ったところへ、読者は自分の持ち合わせているエディティング・モデルを投げ縄のように投げ入れて、ここに「読むモデル」を括って、自分の方に引き上げ、何かを発見していくことなんです。</span>
<span style="color:#009900;">・黙読が浸透することで、無意識を発生させてしまった。
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<span style="color:#0000ff;">・「引用ノート」
(白川静研究時に)それぞれ「当初のイメージ」「論理の面白さ」等の項目を書きこんだノートを用意した。
本を読んだらその都度、ふさわしい項目を書きうつす。
何冊をも横断すると、リンク機能が充実する。
リンクを増やす、編集的な読書法。</span>
<span style="color:#0000ff;">・「三冊屋」
3冊を並べる。多読の一歩。
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<span style="color:#ff0000;">・読書をするときは、俯瞰的な鳥の目と、その世界に入る足の目が必要</span>
<span style="color:#009900;">
・デジタルVS読書
デジタル:アクセスランキングに則って、シークエンシャルに提示される
読書:一冊づつのメディアパッケージ
デジタルシステムは原則はすべてシームレスでグローバルですから、そういう飛びやすくて流通しやすい「知」にグローバルキャピタリズムの申し子が色々くっつくことになった。
(略)「知」はこれによって「知の通貨」に向かいつつある、ということなんですね。</span>
- 感想投稿日 : 2018年12月22日
- 読了日 : 2013年3月20日
- 本棚登録日 : 2018年12月22日
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