高田郁の「金と銀」のような話かな?と、思いながら、面白そうと、思って手にした本である。
新薬の「元気丸」の商いをする文吉。
滋養強壮の薬と、口から口の売り込みで、少しずつ商いが、出来るようになって来る。
しかし、父親の借金もあり、その期限迄に、薬を売らなくては、いけないのに、嫌がらせてで、破落戸に襲われる。
そんな中、引き札に「効かない薬・・・」と、殴り書きの物が貼られるようになってしまい悪質な妨害を受ける。
しかし、それ以上に、今度は、文吉の贋物が、偽の薬を売るようになって来る。
それも、偽物が、命に係わる毒芹の入った物が、売られるようになって、一時は、文吉は、大番屋へと連れていかれる。
そして、拷問のような佐平次の竹刀叩きに、越前屋や福江屋が、裏に居る事を感じる。
お邑の機転で、救われたけど、結局は、悪の指示や関与は、越前屋や福江やの主人迄は、軽い刑だけで終わってしまった。
まだまだ、これからの嫌がらせが、続いていくのだろうけど、少し、いじけそうになってしまいそう。
いい事も、沢山あるような小説にして欲しいなぁ~と、思ってしまった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年7月28日
- 読了日 : 2023年4月8日
- 本棚登録日 : 2021年7月28日
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