時代小説 ミステリー(?)
第三弾 不思議がたり
不思議な能力を持つおいちに救いを求めてきたのは、二重人格者ではないかとおびえる「いさご屋」庄之助である。
双子であった亡き姉の影におびえるその男は、江戸深川で、頻発する夜鷹殺しの犯人なのか?
美しい顔の庄之助は、姉への思慕と父に対する憤懣と祖父へお恨みを抱いて、心に傷を持っている。
気が、遠くなって、自分の行いが、脳裏を離れる。
殺人の張本人なのか?
それとも、後家のお久と、番頭の仁助なのか?
おいちの身にも危険が迫る。
サクサクと、読んでしまったが、初めは、この時代でもビリー・ミリガンのような解離性同一性障害を持った人物を描いているのかと、思ってしまったが、最後は、やっぱり、犯人は、貴方だったのね!という終わり方であった。
いつも面白く読んでしまう。
おいちの父松庵と、伯母のおうたの掛け合いの面白さが、なんとも言えない。
次の第4を期待しよう!
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年6月26日
- 読了日 : 2017年6月26日
- 本棚登録日 : 2017年6月26日
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