記者クラブ崩壊: 新聞・テレビとの200日戦争 (小学館101新書 76)

著者 :
  • 小学館 (2010年4月1日発売)
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感想 : 33
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最近、立て続けに読んでいる上杉隆。新聞の言うことは正しいという前提で教育を受けてきた世代にはショッキングな内容じゃないだろうか。
「記者クラブ」という名前は聞いたことがあるが、それそが官・メディアの癒着になっているという実態がこの1冊でよく分かる。時系列的なので、最終章の平野元官房長官の裏切りがドラマチックになっている(ネタバレm(_ _)m)。岡田元外相、亀井元金融相のエピソードもキャラが見えて面白い。あと、花岡信昭氏との対談によって、自己の主張に客観性を持たせているのも全てを鵜呑みにするなという著者のジャーナリストとしての姿勢がよく現れている。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2011年8月31日
読了日 : 2011年8月31日
本棚登録日 : 2011年8月31日

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