Harry Potter and the Chamber of Secrets
- Bloomsbury Childrens Books (2014年9月1日発売)
【概略】
伝説の秘密の部屋がスリザリンの継承者の手によって開かれる!ホグワーツ魔法学校2年目となるハリー達を待ち受けていたのは、石化された犠牲者達と、秘密の部屋に関する伝説。ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人は、秘密の部屋を見つけることができるのか?また、スリザリンの継承者は一体、誰?
2016年11月29日 読了
2021年06月02日 読了
【書評】
「魔法って何?」的な右も左もわからない1年生だったハリーが、若干ながらも魔法の世界に慣れた2年目、登場する敵のスケールも1作目よりもスケールアップして読者をハラハラドキドキさせる。謎解きの要素も1作目よりも強く、スリザリンの継承者や秘密の部屋にいる怪物はどんなやつなのだろう?と、ずっと関心を持ち続けさせた感、あったなぁ。
シリーズ中、(肉体的にもそうだけど)大きく、そしてハリー達の心の支えとなるハグリッドの若い頃の描写などにも触れることができ、読者がそれぞれ好きなキャラクターが確立していく作品となったのではないかな。
決して面白くないとは思わないけれど、読んでいる最中の高揚感は、アズカバンからかな。ハリー達が若いのだよね、2作目までは。3作目あたりから、ハリー達(特にハリー)が色々と苦悩し始めて、そこから親近感というか、気持ちが乗ることができるように。2作目までは、すごく綺麗なんだよね。映画に関しても、2作目と3作目で大きな違いを感じる。
「英語力」という点で言えば、過去の自分との比較、やはり安定して変化を感じることができるね。逆に言えば、いかに以前の自分は目の粗い読み方をしていたのかがわかる(笑)また数年後に読み返した時、同じことを思うのだろうなぁ。
- 感想投稿日 : 2021年6月3日
- 読了日 : 2021年6月2日
- 本棚登録日 : 2021年6月3日
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