Harry Potter and the Order of the Phoenix

著者 :
  • Bloomsbury Childrens Books (2014年9月1日発売)
4.50
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本棚登録 : 104
感想 : 7

【概略】
 「ヴォルデモートが戻ってきた」という事実と、セドリックの死で終わった魔法学校4年生。しかしながら世間、とりわけ魔法省からはこのヴォルデモート復活については積極的に否定されていた。そんな中、ハリー達は、魔法学校5年生の生活が始まる。5年生の学校生活はしかし、ハリー達にとって、決して楽しいものではなかった。魔法省による校内での圧力が日に日に増す中、ハリーの脳内に対してもヴォルデモートによる圧力が始まっていた。ハリーが悩まされるヴォルデモート関連の夢は、本当に、夢なのか?はたまた・・・。フォルデモート率いるデスイーター達と、不死鳥の騎士団達の戦いが、いよいよ始まる。

時期不明        読了
2010年07月19日 読了
2019年05月25日 読了
【書評】
 なんだろうなぁ・・・はじめて読んだの記録ないからわかんないけど、前回読んだ時からおよそ10年。当社比で、英語力に成長がある分、前回より楽しく読めてる。それとは別に、各キャラクターに対する印象度の違い。
 前回はなんか、ただただ「ハリー、苛立つのわかるわぁ」って感情移入で。「よく非行に走らないよな、ハリーは」とか思っちゃったり。同時に当時は、若干「おいおい、ハリー、ちょっとムカつくぞ?(言い過ぎ)」な感覚も。でも、今回は、10歳トシをとったせいか、ダンブルドア校長のハリーへの見方に共感。校長自身の過ちを認めつつも、苛立つハリーに対しての包容力。唯一、ハリーとスネイプの感情の部分だけ、ちょっとなー。
 もうひとつ、なんか凄い、読んでて泣けてきたのがネビルの頑張り。両親を拷問の呪文(?)で狂わされ、そして、自身も戦場へ。呪文を唱えても、ちゃんと詠唱できないぐらい鼻を折られ、ぐちゃぐちゃになりながらも、立ち上がるネビル。正直、今回一番グッときた。
 しかしまぁ・・・ハリーもロンも、女性とのコミュニケーションは・・・落第だよね(笑)ジニーがどんどん大人になっていき、どんどん置いてけぼりな(笑)今後のジニーにも、期待。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: SF・ファンタジー
感想投稿日 : 2019年5月25日
読了日 : 2019年5月25日
本棚登録日 : 2019年5月25日

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