余寒の雪 (文春文庫 う 11-4)

著者 :
  • 文藝春秋 (2003年9月2日発売)
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本棚登録 : 424
感想 : 36

江戸時代、町人・武士・様々な環境の人が精いっぱい誠実に生きていくさまが描かれて 好感が持てる作品が多いです。
藩の現状と行く末に苦労する家老や 大奥の老女にまで上り詰めたのち商家の後妻となった女性の生き方など、内容もバラエティに富んだ短編集。
本棚に埋もれていたの見つけて、旅行の行き返りに 読みました。

2017/1/15 読み始める。1/26 読み終わる。

余寒の雪 (文春文庫)

内容と著者は → [more]
内容 :
修行を積み、男髷を結い、女剣士として身を立てることを夢見る知佐。
行く末を心配した両親が強引に子持ちの町方役人と祝言を挙げさせようとするが―。
幼子とのぎこちない交流を通じ次第に大人の女へと成長する主人公を描いた表題作
他、市井の人びとの姿を細やかに写し取る六篇。
中山義秀文学賞受賞の傑作時代小説集。

著者 : 宇江佐 真理
 

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説:時代
感想投稿日 : 2018年11月11日
読了日 : 2017年1月26日
本棚登録日 : 2018年11月11日

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