【感想】
「スピードが、質もやる気も連れてくる。多くの仕事はスピードをもってやることで精神的な余裕をつくり、優位に立つことで自ら好循環を作り出し、やる気を高めていくことができる。」
引用として下にも書いておりますが、本書の内容は本当にこの文章に尽きます。
とにかくスピード対応を心掛ける事、またどのようにしてスピードUPを図るれるかというスキルの紹介と、それによって得られるメリットについて書かれている本です。
僕自身、仕事でもプライベートでも、何においてもまずはスピーディな対応を心掛けています。
「正確さ」や「優先順位」なども大切な事なので蔑ろにはしませんが、スピード対応を行なっていれば自ずと付随してくるモノではないかと思います。
クイックレスポンスであればいくらでも修正が効きますし、物事の推進力も上がりますし、相手からも重宝されます。
あと単純に、何事もスピーディな対応を行える人って、なんかそれだけで充分カッコイイんですよね(笑)
とまぁ、普段からそういう性格、そういうスタイルの人間ですので、本書を読んで何か新しい気づきがあったわけではありませんでした。
読んでいて、「やっぱり速さって凄く大切だよね~」と思ったくらいです(笑)
たまにモチベーションが下がってダラけてしまう時もあるので、自身を引き締め直すときに読みたい本だなと思いました。
余談ですが・・・・
スピードと似て非なるものとして、「せっかち」が挙げられますよね。
この2つの違いは、「主語が自分か他人か」といった事なのかなと思います。他人にスピード対応を求める人は、ただの「せっかち」です。
「自分」がスピーディな対応を行なったからといって、それを同じように「他人」に求めてしまってはいけないと思います。
(自分が遅いくせに他人にクイックレスポンスを求める人間は論外です。)
わかってるんですが・・・やっぱりたまにイライラしちゃいそうになるんですよね。
「せっかち」にならないよう、また他人からそう思われないように今後も気を付けたいと思います。
【印象フレーズとアクションプランBEST3】
・スピードが、「質」も「やる気」も連れてくる!
⇒この一言に尽きる!クイックレスポンスを今後も徹底する事!!
・明るく、「ポジティブフィードバック」に徹する。
⇒これも本当に大切。気持ちよく楽しく仕事をしている人の周りにイイ話も舞い込んでくるはず。
【内容まとめ】
0.スピードが、「質」も「やる気」も連れてくる!
多くの仕事はスピードをもってやることで精神的な余裕をつくり、優位に立つことで自ら好循環を作り出し、やる気を高めていくことができる。
1.ゼロ秒思考
頭に浮かぶことを全部A4メモに吐き出していくと、モヤモヤがなくなり頭がどんどんよくなる。
究極的には瞬時に考え、瞬時に結論まで出せるようになる。
2.速さが解決する5つのこと。
・速さが上がれば、何かと好循環が生まれ、やるべきことにすぐ着手できる。
・速さが上がれば、何をどうすべきかまで早く思いつくようになり、頭がよりよく動く。
・速さが上がれば、仕事自体の推進力が上がり、PDCAを何度も回すことができる。
・速さが上がればやる気が出てくる。
・速さが上がれば実力を出せる。
3.スピードを上げるための原則
①「まず全体像を描く」
②「丁寧にやりすぎない」
③「好循環をつくる」
④「前倒しする」
4.A4メモ書き
A4用紙を横置きにして、左上にタイトル、右上に日付、本文を4~6行で各20~30文字書く。
1ページを1分で書き、朝起きてから夜寝るまでの間に毎日10ページ書くと、頭が非常にスッキリする。
テーマは何でも良い。
頭の中で考えていること、疑問に思っていることを文章化する。
気がかりな事が頭に浮かぶたびに、溜めずに全部メモに吐き出すこと。
5.「ポジティブフィードバック」に徹する。
よい結果を出したときに褒めたり、感謝したり、労ったりする。心から褒め、感謝する。
要は、何にせよ、前向きに明るく接することだ。
【引用】
速さは全てを解決する 「ゼロ秒思考」の仕事術
・スピードが、「質」も「やる気」も連れてくる。
・ゼロ秒思考
頭に浮かぶことを全部A4メモに吐き出していくと、モヤモヤがなくなり頭がどんどんよくなる。
究極的には瞬時に考え、瞬時に結論まで出せるようになる。
p5
・日本人の生産性を低下させる三大要因
1.自分で決定・推進できない経営者や部門長
2.部内外の調整に次ぐ調整
3.それに伴う膨大かつ過大な書類作成
要するに、意思決定のスピードが遅すぎるのだ!
p10
・あなたの仕事が遅い理由。
1.すぐ始めることができない。
2.やるべきことに集中できない。
3.段取りが悪く、後手後手になる。想像力や先読み能力の欠如。
4.優柔不断、迷う。決めることができない。
5.書類、資料作成が遅い。タイピングが遅い
p25★★
・速さが解決する5つのこと。
1.速さが上がれば、やるべきことにすぐ着手できる。
仕事が速くなれば、何かと好循環が生まれ、あまり苦労なく心が重くなることなく、次第にやるべきことにすぐ着手できるようになる。
2.速さが上がれば、頭がよりよく動く。
スピードに慣れれば、不思議なほど頭がよく動くようになる。
何をどうすべきか早く思いつくようになり、ヒントに対して閃きも走る。
また言葉やアイデアどんどん出てくるので、資料・書類作成が加速度的に速くなる!
3.速さが上がればPDCAを何度も回すことができる。
仕事が速くなれば仕事自体の推進力が上がり、人より先に、あるいはいつもより早くPDCAを回すことができる。
資料作成のPDCA、営業企画のPDCAなど、どんどん回転させることができ、ブラッシュアップも図れる!
4.速さが上がればやる気が出てくる。
人より一歩二歩も足が前に出るようになれば、当然いい結果が出るのでやる気が高まる。
精度を少し犠牲にしてもいいので仕事のスピードを大幅にあげよう!
5.速さが上がれば実力を出せる。
p32★★
先手を打ち、段取りを前倒しして、ざっとでいいので結果を出してみる。そしてPDCAを回す。
そういった細かな努力の積み重ねをしているうちに、気分も高揚して結果にもつながりやすくなる!
多くの仕事はスピードをもってやることで精神的な余裕をつくり、優位に立つことで自ら好循環を作り出し、やる気を高めていくことができる。
p42★
・スピードを上げるための原則①「まず全体像を描く」
最終成果が何で、それを出すためにどういう要素があり、どういうステップと段取りを踏むのか?
どこから手をつけると効果的なのか?
全体像が見えれば、どの部分が大事なのか、どこが絶対に押さえるツボなのか、逆にリスクはどこなのかが見えてくる。
そして、全体像を上司と連携し、途中で何度も確認すること。
p45
・スピードを上げるための原則②「丁寧にやりすぎない」
丁寧なことは勿論いいが、「やり過ぎない」という点が重要。時間がいくらあっても足りない。
仕事は丁寧にやることそのものが目的ではなく、あくまでも結果を出すことが目的だ。
顧客にとって本当に意味のある箇所を集中的に丁寧にすれば良い!
p51
・スピードを上げるための原則③「好循環をつくる」
好循環とは、仕事を進める上で良い方に勝手に物事が進むような状況、多くの人々が次々に協力してくれるようになること。
好循環は信頼できるチーム、パートナーとの間で起きる。
しかし、意図的に起こそうとしても中々起きない。自然と始まるものなのだ。
なので、不自然な事はせず、種をまくことに集中すること。
p57
・スピードを上げるための原則⑥「前倒しする」
仕事を速く進める上で重要な点は、できることは全部前倒しすることだ。
早めにやる方が精神的には楽で余裕があるので、落ち着いて広い視点から取り組むことができ、また心に余裕があるので頭もよく働く。
逆に「ギリギリ」だと目先のことにあくせくし、先手を打てず、想定が外れたときに挽回のチャンスもなく、結果として好循環など起こりようもない。人の協力も得にくい。
要するに、仕事の全体像をしっかりと押さえ、各セクションの仕事にどんどん取り掛かって片付けることだ。
p68★★★
・A4メモ書き
A4用紙を横置きにして、左上にタイトル、右上に日付、本文を4~6行で各20~30文字書く。
1ページを1分で書き、朝起きてから夜寝るまでの間に毎日10ページ書くと、頭が非常にスッキリする。
テーマは何でも良い。
頭の中で考えていること、疑問に思っていることを文章化すれば良いのだ。
とにかく、気がかりなことごあたまにうかぶたびに、溜めずに全部メモに吐き出すこと。
p92
・「深掘り」で真実を探求する。
全て疑い続けること。
メモ書きしながら、あるいは仮説思考やゼロベース思考をする上でさらに重要なのは、聞いたことや考えたこと、感じたこと全てを深掘りすることだ。
仮説を立てた後、納得するまで「なぜ?」を繰り返し、必要に応じて調べ、「なるほど」と思うまで考え続けることだ。
p95
・深掘りのポイント
丁寧な姿勢は崩さないものの、相手が少しくらい面倒そうでも、遠慮せずに聞き続けること。
p103★
・フレームワークは練習あるのみ
問題点を切り分け、仕事の優先順位を明確にし、スピードアップする上で非常に強力だが、使いこなすことはかなり難しい。。。
使い慣れる為には、かなりの練習量が必要だ。
p143★
・展示会にはこまめに行く。
関心分野の知識アップグレードはmustである。
動向、最新状況を把握する為、展示会にもこまめに行くと良い。月1回行けば、おそらくその分野で誰にも負けないレベルになる。
p152
・英語学習について。
日本人は常に遅れをとっている。いや、遅れをとっているというレベルではなく、もはや仲間外れとなっている。
「優れた翻訳機ができるから、英語力がなくても大丈夫」?とんでもない。
他の人が英語で自然にコミュニケーションしているのに、自分だけが自動翻訳機を使うのか??
英語力を強化するには、以下の4項目それぞれを半年程度で強化しよう!
→聞く力
→読む力
→話す力
→書く力
p161
・メモ書きのテーマ
1.問題点は?
2.解決方針は?
3.その具体的施策は?
p248★★
・ポジティブフィードバックに徹する。
よい結果を出したときに褒めたり、感謝したり、労ったりする。心から褒め、感謝する。
要は、何にせよ、前向きに明るく接することだ。
- 感想投稿日 : 2020年4月24日
- 読了日 : 2020年4月24日
- 本棚登録日 : 2020年4月24日
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