20代で知っておきたいお金のこと

著者 :
  • 中経出版 (2011年6月1日発売)
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本棚登録 : 925
感想 : 120
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ファイナンシャル・リテラシーに関する本。
2011年時点の話ではあるが、若い世代が今後お金に苦労するという事を主題に、お金の本質やその運用について簡単に書いている。
上記の通り、この本の内容にあまり深さは感じなかった。
また、このテの内容の本に多いが、お金を生き物のように書いている類の話は、胡散臭くて今いちピンと来ない・・・


・お金の奴隷にならない
節約、浪費、どちらにしてもお金をうまく使いこなせておらず、逆にお金に使われている。お金を奴隷のように逆に使いこなしましょう。
→要するに、無駄な貯蓄・消費を減らして有効的にお金を使いましょうとのこと。

・家計簿などでお金の管理や共有を行なうことは必須
→それは大いに共感。ただ使うだけじゃなく、使ったお金を見直したり夫婦間で定期的に話し合うことは非常に大切。
ただ、それが難しい。「何に使うか」の価値観の共有も然ることながら、そこをうまく調整・管理し続けることが普通の家庭ではフラストレーションが溜まってしまいそう。

・収入の20%を自己投資に充てる。
→これも自分の中では賛否両論。投資は確かに大切だけど、やりようによっちゃ「浪費」になってしまう。
金融商品みたいにストレートな投資だと話はまた変わってくるが・・・

・食わず嫌いをせずに、投資を知ろう
→これは本当にその通りだと思う。
この世の中、いつメインの収入が減少したり無くなってしまうか分からない。副収入と言うか2ndの収入を作るのは必須になってくるだろうな。
共働きNGの風土は直ちに修正したほうがいい。

とりあえず、入門編としては良い内容かな。
危機感を煽る部分が本編に多すぎてややウンザリしたけど・・・

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 自己啓発
感想投稿日 : 2017年9月20日
読了日 : 2017年9月20日
本棚登録日 : 2017年9月20日

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