三国志 3 三国鼎立の巻

著者 :
  • 偕成社 (2005年4月1日発売)
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感想 : 5

ちょっとながいけど思い出話をば。
読み飛ばし可。むしろとばすの推薦。

私はPS2で始めてから、三国志が大好きである。
今年で五年かそこらになる(多分)


もともと本を読むことは大好きだったので、図書の時間を
とても楽しみにしていた私。

小学三年のある図書の時間。
家にある漫画(何故か25巻一巻だけ)と子供向け小説(?)
ではものたりなくなり、ついに学校の三国志小説に手を出した。
しっかりと「三国志コーナー」と紙に書いてあり
何冊かおいてあったたくさんの三国志の中から
当時の私にはかなり分厚く思えた三国志を読むことにした。

が、

なぜか三巻しかない。
誰かに借りられてるのか?いやぁ、三国志さすが!人気!と
一人盛り上がりその日は
三国志 三国鼎立の巻
と、漢字が苦手なのにわざわざ図書貸し出しカードに
漢字で記入し借りた。


そして再び図書の時間。
(よし、今日は一巻かーりよ。三巻も盛り上がって楽しいしまた借りるか)
などと思いながら返却のはんこを押してもらい
三国志の棚に三巻を戻し、一巻を探す。

ん~?ない。一巻、またねぇよ。
それどころかまだ二巻もない。
この小説は何巻まであるのかも知らない私は、とりあえず
(一、二がだめでも四、五があるかも)
と、四巻とあるはずのない五巻を
図書室をぐるぐる回ってくまなく調べるが、
ない。

しかたなし、また三巻をかりる。


だがこのようなことが来年まで続いて、わたしの三、四年のときの
貸し出しカードは
三国志 三国鼎立の巻
という文字ががひどい時には十回近くも
連続して書かれた。

そして五年生、
ついに念願の一巻から四巻までを発見。
すぐさま読む。
四巻までしかないのか、五巻ないのか、と納得したり、
四巻を途中で男子に貸してしまい、半分も読めなかったり、
四年の夏休みには記憶力が残念な私が
三国志 三国鼎立の巻 の冒頭文(壱頁位)を
暗記していえたりもしたが、
いまは男子などに勧めまくり、
自分のクラスで三国志を大流行させたりした。

そして六年。
夏休みに三冊本を借りれるときに、
うちと三国志好きな男子たちはダッシュで三国志コーナーへと
全力疾走。
小説をめちゃめちゃ奪い合ったが、その間に
漁夫の利だ、とおもい二三四巻強奪し、また乱闘が起きたりした。
しかし先生に
「シリーズものは一人一巻までです」
といわれ、ちょうど四人だった私達はじゃんけんで
すきな巻をとることに。



そして、学級文庫に一巻から三巻までをかりたわがクラス。
今も、なぜ三国志の巻が一巻のみなのか
考えている下級生はいるのだろうか?

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感想投稿日 : 2009年11月16日
本棚登録日 : 2009年11月16日

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