自身日本で最も有名なピアニストであり、かつ世界で最も権威あるピアノコンクールの審査員を多数務めた著者ならではの、国際的ピアノコンクールの舞台裏を描いたドキュメント。
やや表現がまわりくどいところや、30年以上前に書かれたため今日的には問題のある余計な記述も少しあるが、第一線の音楽家だからこそ経験・理解できることを、元々作家ではなく音楽家なのにうまいなあと感心させられる表現力で書いていて、読み応えがあった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年12月30日
- 読了日 : 2021年12月30日
- 本棚登録日 : 2021年12月30日
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