上巻より一気に読了。
行政と医療と司法の覇権争いの着火点として最も弱っている過疎地の医療現場を持ち出しているところに、官僚社会の戦略の巧さが見てとれた。
気持ちがいいものではないが現実にも考えさせられる部分もあり、何かモヤモヤしたものは残ったが総じて面白い作品だった。
バチスタシリーズとは違った問題提起がなされる物語。
読書状況:読み終わった
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海堂尊
- 感想投稿日 : 2023年2月28日
- 読了日 : 2023年2月28日
- 本棚登録日 : 2022年9月24日
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