異端者の快楽

著者 :
  • 太田出版 (2008年12月10日発売)
3.72
  • (9)
  • (21)
  • (11)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 137
感想 : 22
3

フォトリーディング&高速を交えて読了。
対談相手をあまりよく知らないならちょっと退屈かも。

著者のたの本を読んで本書も興味を持つ。対談をまとめた本のよう。石原慎太郎は面白かったが、他はあまり知らなかったので星三つ。

下記に付箋を貼った箇所の要約をのせる:

25:作家に手紙を出す時の内容について。作家本人も気付かなかったことや、気付いていて著者に伝えたかった底をついて書く。作家のモチベーションを上げて喜ばした。

62:圧倒的努力の一例。不可能を可能にするのは努力。何についてもおなじ。

69:団塊の世代のつぎは「ニューファミリー」という世代が言われた。要するに核家族化の推進。

85:表現は自己救済。自己との折り合いをつけたいがための表現。ゴッホなどは死ぬまで折り合いがつかなかった。

87:物語性を人は求める。ゲームに物語性が出てきた反面、小説はそれを失っている。小説家が考えなくなっている。

186:不利な状況の中で鮮やかに出て行くのには、マジックはなく、圧倒的な努力しかない。

190:マルクスの資本論中、流通過程論に「ここがロドスだ、ここで飛べ」が出てくる。(マルクスが初引用のようなことを見城は述べている。)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2019読了
感想投稿日 : 2019年2月26日
読了日 : 2019年2月21日
本棚登録日 : 2019年2月26日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする