あなたの知らないところでソフトウェアは何をしているのか? ―映画やゲームのグラフィックス、データ検索、暗号化、セキュリティー、データ圧縮、ルート探索……華やかな技術の裏でソフトウェアがしていること
- オライリージャパン (2016年5月18日発売)
本棚登録 : 103人
感想 : 9件
- Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
- / ISBN・EAN: 9784873117676
作品紹介・あらすじ
ソフトウェアの仕組みを基礎からわかりやすく解説！
データやパスワードはどのように暗号化され守られているか、映画やゲームのグラフィックスはどのように作られているか、動画や画像はどのように圧縮されているか、巨大なデータベースの中でデータはどのように検索されているか、複数のプログラムが衝突することなく並行処理できるのはなぜか、地図のルートはどのように探されているか……美しいコンピューターグラフィックス、安全なオンラインショッピング、迅速なGoogle検索など、我々がふだん当然のように接しているテクノロジーの背後にある概念や基本的な考え方をわかりやすく解説します。学校教育などの学習教材にも好適です。
感想・レビュー・書評
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ソフトウェアにまつわる概要書。特にセキュリティ、暗号化、CG、アルゴリズムについて書かれており、概要書としては非常に優れている。
読み方としては、疑問に思っている分野についてさらっと読んだ後に、その分野について調べるなりして深掘りしていくことを想定して書かれている様に思える。
ただ、全くの初学の分野についてはあまり向かないかもしれないので、その点は注意が必要。用語も出てくるため、もっと初心者向けの本を読んでから、再読すると知識の定着に良さそうな本。
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知っているところは斜め読みしつつ、知らないところは楽しく斜め読みとなる本。
難しい！ ターゲット誰だってなる本。
技術者向けにしては、情報が荒く、素人向けには基礎教養が必要。さすがオライリー社である。
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貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784873117676
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160709 中央図書館
現代のITを支えるベーシックな技術の概要を、やさしくコンパクトに説明している。
セキュリティ、CG、データ圧縮、検索、パラレリズム、地図のルート探索など。１つ１つは、とてつもなく奥深いであろうが、そこまでは不要という人向けの概説書として、秀逸。
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ソフトウェアが行っている暗号処理、画像/映像処理、検索、並行実行に関するアルゴリズムを数式や直接的なソースコードを廃して、平易な文章と図で説明したもの。基本的に非ソフトウェア開発者向けに書かれている本で、それなりに数学的な知識(と言うより感のようなもの)があれば内容は理解できると思う。
最近大人も子供も「習い事」としてプログラミングブームらしいが、多くの人にとってはHello Worldが書ける事自体よりも、それがITのシステムとそのソフトウェアが何をやっているかを知る事が大事だと思うので、ITがブラックボックスだから何をやっているか知りたいので一般向けプログラミングスクールに行きたいと思っている人たちに本書をおすすめしたい。本書の内容を自分の手で実現してみたいと思ってからプログラミングスクールに行っても遅くはないと思う。ただ、もう一般向けのプログラミングスクールでは面白くないかもしれないが。
また、職業プログラマとなってしまった人たちにとっては本書の内容は職業としての一般教養内なので、特に文系からSE/ソフトウェア開発者になってしまった新人から中堅までにお勧めしておきます。ベテランも読み物としてそれなりに面白いので、買って損はしないと思う。(まぁそこは自己判断)
(OPC Diaryから転載)
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