検証平城京の政変と内乱 (学研新書 68)

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  • 学研プラス (2010年1月1日発売)
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奈良時代は中継ぎの時代
草壁皇子即位までの中継ぎが持統天皇
草壁薨去後は文武天皇が即位したと思うとすぐ崩御
首皇子即位まで中継ぎが元明・元正天皇
光明皇后の皇子没後、新田部親王の子道租王が即位まで中継ぎが阿倍内親王=孝謙天皇
聖武天皇崩御後、廃太子し大炊王が淳仁天皇となるが太政天皇(孝謙)と仲たがいして廃され、次の他戸親王が即位までの中継ぎが道鏡法王(≒天皇)
他戸親王が即位まで中継ぎが光仁天皇
中継ぎ多すぎる(と、此処まで本の感想ではないww)

読みやすい!こんなに分かりやすい奈良時代本は無い!
学者さんが此処まで書くのか!あ!H郷先生も学者か!

遠山先生は文武天皇に繋がる皇統を中心に桓武帝迄の
政変を紐解こう説いている(個人の感想)(´・ω・`)

長屋王:聖武天皇の発作的な行動力は怖い
広嗣:玄昉らを依怙贔屓する聖武天皇は怖い
奈良麻呂:孝謙天皇の自儘なえこひいきは怖い
仲麻呂:孝謙天皇の発作的な怒りは怖い
道鏡:孝謙天皇の押しつけ寵愛って怖い
井上内親王:桓武を取り巻く野心家って怖い

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史
感想投稿日 : 2020年9月25日
読了日 : 2020年9月25日
本棚登録日 : 2020年9月25日

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