1439年から描かれる播磨国の式神(あきつ鬼)と薬師(⇨陰陽師?)兄弟の物語、神話の世界を彷彿させる切な系の物語、おそらく嘉吉の変に結びつくのだろう
医術の才溢れる律秀(兄)と子どもの頃より妖が見える呂秀(弟⇨二人合わせて「呂律」)が病や変事を薬や祈祷で解決し銭を貯めている(目的がある様だ)
呂秀が出会った鬼(あきつ鬼)と奇妙な五女関係、一巻目はプロローグ、二巻目は大中臣有傳の存在が意味を成し三巻目は・・・楽しみ

2024年5月13日

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読書状況 読み終わった [2024年5月13日]
カテゴリ ファンタジー

「横浜みなとみらい署暴対係』ハマの用心棒が県警本部のお手伝いのつもりが・・・国際犯罪の大立者を捕まえるハメになるのが今野敏先生の作品の面白さ
作中を飾るのは任侠シリーズの神野組の面々と名前も何も言わなかったが「変わった方」である県警本部長のくだりにフアンはクスっとにやける

2024年5月11日

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カテゴリ 警察小説

学習漫画と侮るなかれ、枕草子が書かれた状況を
正確に書いていて次週の大河ドラマにもかかわる
長徳の変とその後の定子の境遇は参考になるハズ
カミサンに読ませよう

2024年5月11日

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読書状況 読み終わった [2024年5月11日]
カテゴリ 歴史

国が行うアレコレにモヤモヤする貴方、本書を読めばワザと国民を平等バカ思想に染める意図が分かります・・・思考能力を低下させ情緒で政策を誘導できるからです、政府の陰謀じゃーーーーーーー

新型コロナワクチン接種の大混乱緊急事態宣言下での東京オリンピック強行拡大し続ける経済格差、公平じゃない消費税、勘違いした多様性――偽りの「公平」から目を背けるな!『ホンマでっか!? TV』でおなじみの生物学者・池田清彦が説く、不平等な現実に向き合う知恵と教養、新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐり大混乱が起きた。同じ高齢者でも具体的に誰から打つのかに頭を無駄に悩ませ、接種態勢を整えるのに時間を要する自治体が続出したからだ。また、かつて東日本大震災の被災地支援で毛布を用意したにもかかわらず、避難所のすべての人に届かないからと配布を取りやめたことがあったそうだ。いずれも平等にこだわるあまり、非合理極まりない事態に陥っていたのである。こうした事例を挙げるまでもなく、社会を見回すと平等に拘泥するあまり
非効率なことが起きる事例が蔓延している。拡大し続ける経済格差、公平ではない消費税、「多様性」を謳いながら平等に縛られる学校教育の現場はどうか?恣意的に「平等」を使って国民を騙す行政は大問題だが、国民の側にも「平等が何より大事」という思い込みがあるのではないか?日本を覆う「平等が正義」という空気の本質をあぶりだす一冊。「時にはあえて平等を選択するのが必要なケースはもちろんある。ただし、しつこく上っ面の『平等』だけを追い求める『平等バカ』の先にあるのは、実は『不公平』であり、時としてそれはより深刻な格差にもつながるのである」(本書「はじめに」より)
●完全な公平を求めるのは非現実的である
●平等バカの根っこにある「嫉妬羨望システム」
●消費税は「広く公平に」課税されてなどいない
●平等に働いても賃金は不平等になる理不尽
●平等な授業が落ちこぼれをつくる
●表面的なジェンダー平等ではむしろ生きづらい
●新しい資本主義には頭脳の多様性が欠かせない
●「決める政治」がはらむ独裁のリスク
●脱「平等バカ」は、自分の頭で考えることから……etc.

2024年5月11日

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読書状況 読み終わった [2024年5月11日]

こういうのは辛い(´・ω・`)

2024年5月11日

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読書状況 読み終わった [2024年5月11日]
カテゴリ ドキュメント

鬼才列伝である、幕末から明治の出来物なのだが知らない人が多い、明治時代はまだまだ未踏破と言える
二宮金次郎の話はよくしるものであるが、詳細に書かれていてますます偉人だなと再確認、無事富田久助という跡取りが出来ていて遺文として20年秘めたもを世に出した時、時代もあるのだろうが国をあげて夢中になり報徳精神が現代に伝えられている
幸田露伴が北海道に縁があると知る、この章からは関わりを持った人間がリレーで登場する仕掛け

2024年5月10日

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読書状況 読み終わった [2024年5月10日]
カテゴリ 歴史

古典を習い大鏡に面白さを見出す才女が描く王朝小説
タイトルになっている「この世をば 我が世とぞ思ふ 
望月の 欠けたることも なしと思へば」でラストを
飾る構成、本書は上下巻の下巻・・・上巻は後日w
歌は、長女彰子(一条天皇)二女研子(三条天皇)四
女威子(後一条天皇)五女嬉子(春宮嬪=御朱雀天皇)と四女までの喜び(威子立后宣下)を宴で詠んだ歌
章毎に視線が変わるので若干の違和感があるものの、
史実を複眼的に別方向からとらまえていて面白い
永井路子先生の政治状況・人間関係から推測して描く
物語は、最近読み漁っている学者さんの論と差は無く
本当に史料に親しみ研究されていると頭が下がる

2024年5月9日

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読書状況 読み終わった [2024年5月9日]
カテゴリ 平安時代以前

今回はプロローグ・エピローグと防衛線(五人の視線)
が本編以上に興味深かった、特にアダルジーザ情報
(本編はWEB板で複数回読了したせいもある)
ローゼマインの下町仲間の前で秘められた恋バナされる
シーンは何回見ても面白い(今回はイラスト付き)

2024年5月7日

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読書状況 読み終わった [2024年5月7日]
カテゴリ ファンタジー

倉本一宏先生は言う「紫式部なくして藤原道長なし」
「藤原道長なくして紫式部なし」定子LOVEの一条天皇
が彰子の処へ足を運ぶためには源氏物語の愛読者故と
言えるのであるし、紫式部に依頼、ふんだんに原稿料
(料紙という現物給付)を与えるスポンサー藤原道長
あっての執筆活動と言えるからである

2024年5月4日

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読書状況 読み終わった [2024年5月4日]

江戸切り絵図は尾張屋板がカラフル&寺社イラスト等で綺麗である、大名の殿がいる上屋敷は家紋・後継ぎや隠居がいる中屋敷は■、複数ある別荘・物置的な下屋敷は●で表される
旗本は個人名、御家人は職種名、町人は町名(お城側が1丁目)、寺社は赤色、道は黄色、海や堀は青色、名前の頭側が門側、坂の名前も頭側が上、少し知るだけで興味も広がります

2024年5月3日

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読書状況 読み終わった [2024年5月3日]

痛快小説である、紫式部が光源氏の言われた様に
「国の親となりて帝王の上なき位に昇るべき相」
と安倍晴明から言われ弟子となり、式神が見えて
晴明の息子を超える力をもち、藤原道長の子を成
し、国母彰子と妍子で密な関係を持ち国政を支え
たというくだりは拍手喝采をしたくなった
荘園整理と親政を実現できた背後には、紫式部が
暗躍していたので若い時からの漢学へのこだわり
が上手く生きているし、紫式部以外の作中の事件
やエピソードも最近読んでいる学説も取り込まれ
興味深かった

2024年5月2日

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読書状況 読み終わった [2024年5月2日]
カテゴリ 平安時代以前

文化祭で天文部が自作したプラネタリウムを通じて、その年齢ならではの悩みや友人(?)関係がスッキリする
淡い感情が・・・もう忘れている

2024年5月1日

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読書状況 読み終わった [2024年5月1日]

前作がひとつの節目だったのか?最近の佐伯先生の
作品はアッサリの癖にデカいネタを脈略も無く挿入
されるので、今回もそういう感じ
安易に妹が二人も増えた・・・道場の娘が恋人かと
おもったら、旗本の娘も増えた、とっちらかってる

2024年5月1日

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読書状況 読み終わった [2024年5月1日]
カテゴリ 時代小説

小此木善次郎は美濃国苗木藩(遠山家)家臣だったが俸禄半減に耐えきれず妻と江戸に向かい途中で子を産み二年の日を掛けて神田に流れ込み、縁あって明神下一口(いもあらい)長屋に住み、大家が抱えた先代の不始末及び金貸し業の用心棒となる
用心棒=守護人はその後、神田明神や中村団十郎と守備範囲を広げる、さらに過去の事件現場の謎の仕掛けを見破り二千数百両の財宝を見つけたりと・・・一冊に詰め込み過ぎな作品となる
幽霊坂神道流青柳道場臨時師範代(客分師範)としても活躍をして全部の設定を駆使してラストには神君の謎を時江戸を救う話となるのだ(嘘です)

2024年4月29日

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読書状況 読み終わった [2024年4月29日]
カテゴリ 時代小説

猪牙の娘柳橋の桜シリーズの腰砕け
懲りずに新シリーズ『芋洗河岸』
一口長屋のヒミツが何か知らないが
長い話を維持できるか、とりあえず
主人公が相変わらず聖人君子で剣豪

2024年4月29日

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読書状況 読み終わった [2024年4月29日]
カテゴリ 時代小説

藤原能信、道長と(高松殿)明子の息子(作者は大鏡の制作が能信周辺だと睨んでいるが活躍が少ない)であり傍系とはいえ父親が政治の要、能信も昇進・野心を胸に潜めているものの作品の行動はまどろっこしく物語でも積極的な動くは少なく、意味ありげな態度はあるものの子を産む后たちの傍観者でしかない「望みしは何ぞ」読後もピンときてない

2024年4月29日

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読書状況 読み終わった [2024年4月29日]
カテゴリ 平安時代以前

竜崎とその家族を取り巻くスピンオフ短編集
神奈川県警の刑事部長となっても原理主義に
基づく小気味よい行動が9編、気分良い
「内助」では妻が事件に別角度の考察「荷物」
では息子が(また?)覚醒剤を預り父に相談
「選択」では社会人の理不尽を感じる娘を支
える言葉・・・相変わらずブレずに行動する
が、ラストの審議官だけは若干・・・

2024年4月24日

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読書状況 読み終わった [2024年4月24日]
カテゴリ 警察小説

枕草子は悲運で救われない定子の在りし日の幸せな姿を
①本人に思い出させ②他の人に思い出させるため語り続
ける鎮魂の物語

それは中関白家の悲劇が生んだ
道隆の死が切っ掛け、道長が藤の長者となり、花山法王
を伊周が襲撃・・・中宮定子の出家・・・定子が率いて
いた知的で機知に富んだサロンは崩壊した
道長に尻尾を振る貴族(斉信)との仲を根拠に、清少納
言は主(定子)に仇成す存在と疑われて距離を置くが…

伊周が定子に紙の束(草子)を渡し「何か書けば?」と
言うのに清少納言が「枕にしたいわ」とウィット溢れる
やり取りを覚えていて、実家で籠る清少納言は華やかな
サロンで繰り広げられた幸せな日々を書き連ねて、絶望
・悲嘆にくれる定子の心を慰めるのだった

政治バランスが乱れた状況に鑑み、特定貴族を批判しない、子供(内親王・親王)の事に触れない、幸せで何気なおかしみダケを記したのである

2024年4月24日

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読書状況 読み終わった [2024年4月24日]
カテゴリ 歴史

長期出張(西都)から都に戻った後の風景をのんびり
羅半兄日記が西都に忘れさられ農業書として後世にw
次回から女華の境遇がらみの事件が起きるのだろう
今回は壬氏の呼び出しに猫猫が「万全の準備」で応え
る・・・身を捧げる決心がついた(避妊も万全)

2024年4月22日

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読書状況 読み終わった [2024年4月22日]
カテゴリ ファンタジー

願いをこめて鏡を磨けば叶うのです、という不思議な鏡に振り回された人生を巡るリレー小説
時代は明治から昭和、人間の業が磨かれた鏡により複雑に反社して願いも屈折した形で実態化するので、ナニかの寓話を読んでいる気分、星新一氏のシニカルな結末が心地よい変態です
どれ、わが家の鏡も邪な願いを込めて磨いてみるか

2024年4月13日

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読書状況 読み終わった [2024年4月13日]
カテゴリ ファンタジー

この小説は電子書籍になりえない構造です

2024年4月13日

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読書状況 読み終わった [2024年4月13日]
カテゴリ 推理小説

少し物足りない災害伝承講義
水害を防ぐため神社等を建築してお祭り騒ぎを
行うことで人力で地盤を固める・・・秀吉好き

2024年4月13日

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読書状況 読み終わった [2024年4月13日]

あきない世傳金と銀特別巻上
懐かしの物語のスペシャル放送的な後伝
惣次ダケの話かとおもったら短編で主役
が転々と変わりながら五鈴屋の行く末を
見守るぞっと

2024年4月11日

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読書状況 読み終わった [2024年4月11日]
カテゴリ 時代小説

家康と信康の親子の葛藤を描く作品であるが
前提となるのは史実よりも通説に重きを置く
ただ(ネタバレ)最終的に自決を迫る理由は
信康が側室を理由に一向宗に接近したことが
長島で根切りをしている信長にとって最悪だ
という理由

2024年4月10日

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読書状況 読み終わった [2024年4月10日]
カテゴリ 時代小説
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