怒涛の戦闘続きの1巻から転じて、帝国領内の貴族の内乱と同盟軍内部のクーデターに尽きた2巻でした。ある意味どちらにも正義があり、ある意味どちらも利己的という、勧善懲悪でない描き方が好きです。これで、お気に入りのキャラがいると、すごく楽しめると思うのですが、まだそういう登場人物が現れなくて寂しいです。主人公美形だし、みんな個性豊かで魅力的なんですけど…。おまけに、唯一好感の持てたあの方が、もうあんなことに。大きなショックを受けました。今後の展開に不可欠なのでしょうけど、もう少し活躍して欲しかったなあ。
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田中芳樹
- 感想投稿日 : 2016年7月23日
- 読了日 : 2016年5月31日
- 本棚登録日 : 2016年7月7日
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