ビットコインとブロックチェーン:暗号通貨を支える技術

  • NTT出版 (2016年7月14日発売)
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本棚登録 : 316
感想 : 18
5

なぜ私はこの本も1日も早く手に取らなかったんだろう.
ビットコインって何?という人に技術面でどっぷり理解したい人におすすめ.
(というかビットキンの価値の理解には技術リテラシーも必須だから必読とも言える)

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・アドレスは1か3から始まる文字列,ビットコインの送り先.

・守るべきクレデンシャルは秘密鍵.
 送金時はトランザクションに署名=本人性を担保
 それと紐づくアドレスのビットコインを管理できる.
 秘密鍵が破られたら終わり
 ー>秘密鍵に対する総当たり攻撃リスクが常にある…?

・秘密鍵ー>公開鍵ー>アドレス

・一つのウォレットに複数のアドレスが存在することができる
 取引のたびにアドレス生成=プライバシー

・ウォレットは2種類 ライトかフルか
 フルは全TXを持つ=全アドレスを参照できる
 ライトは自分に関するTX情報のみ(過去のTXアウトプットアドレス=支払いの時に必要になるアドレス)

・「承認」はあくまでNW全体がそのTXを受け入れているかどうか.当事者同士でよしとされるのであれは取引は成立する.

・Vanity Address ->任意の文字列が入ったアドレス
 人間はアドレス先頭の数文字を見て判断ー>数文字を同一にした偽アドレスでなりすまして不正に送金させることもできる 

・ビットコインNWのノードの役割
 マイナー/ブロックチェーン保持/ウォレット/ルーティング

・緊急アラートは秘密鍵で署名 コア開発者が持っている.
・初期参加者がNWに参加するための参照先はハードコーディング&コアメンバーがDNS維持
 ー>コア開発者がいなくなったあとは...?


・LiteCoinやDogeやビットコインをフォークしたもの.違いはコンセンサスアルゴリズムや通貨供給,発行量等.

メタコイン:BTCの仕組み上で動く別のコイン

アルトコインの考え方:
・コンセンサスアルゴリズムの違い
・通貨のコントロールの違い
・通過以外の目的

Namecoin -> 開発止まってる…

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 暗号通貨
感想投稿日 : 2021年2月11日
読了日 : 2021年2月11日
本棚登録日 : 2021年2月11日

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