「ニューヨーク1997」の続編、というかリメイク、というかセルフパロディ。
隔離された地域に、あらゆるエネルギーを破壊する装置のスイッチを奪取にいくというプロットは同一だが、推移も発展も大きく進歩している。
前作では暗ーい廃墟を人の影が蠢くというノワールだったが、今作ではキャラクターが立っている。
ゲバラっぽい革命家クエボや、大統領の娘にして革命寄りのヒッピーかぶれ娘ユートピアや、ブシェミ演じるひょうきん男エディや。
またCGのの進化に伴ってか(でも安っぽいけど)、ホログラムという装置がひねりを利かせている。
今まで目の前にいて喋っていた相手を銃撃するとホログラムだ、という序盤でのギミックが、なんと終盤でも活きる!
それと同じくして、なんとスネークがフィジカルに活躍!
銃撃だけではない、潜水艦の操作、バイクアクション、バスケットボール(!?)、サーフィン(!?)(意味不明に登場したのはなんピーター・フォンダ!!)、カーアクション、カイトだかグライダーだか(!?)まで。
普通のアクションではお目にかからない種類のスポーツまでこなるのだから、笑ってしまう。
終身大統領というヤバい存在は、トランプ政権のいま、なんのファンタジーでもない。
電気の消えた地球で燐寸を擦って煙草を吸う男。それがスネーク。
「ようやく人間に戻った」(たぶん、やっと一服できたぜ、と、welcome to the humanraceー文明を失った本来の人間の世界が始まる、のダブルミーニング)、かっこいい!!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
洋画
- 感想投稿日 : 2017年4月18日
- 読了日 : 2017年4月18日
- 本棚登録日 : 2017年4月18日
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