6つのドキュメンタリーに共通している散骨というテーマに惹かれて読みました。大事な人を失った痛みよりも、散骨に至るまでの当人、周囲の人生観に焦点が当てられていました。出てくる人、出てくる人、みんな良い意味で「規定外」。オーダーメイドの人生を貫いています。死よりも生き方について考えさせられました。
余命を宣告されたらどうしたいかという私の理想をそのままに実行された方( ロタ島に住む日本人夫婦の奥さん)の話は、「出来た方がいるなら私も出来るかも」と励みになりました。
インドで暮らすちょっと変わった上野さんや、ストイックな登山家とその奥さんが印象深かったです。
初めに刊行されたものに新たに加えたという書き下ろしの章は、個人的な家族の思い出感が強くて、無くても良かったかな〜。
ジョン・アーヴィングの本、今度読んでみよう。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年4月25日
- 読了日 : 2024年4月25日
- 本棚登録日 : 2024年4月25日
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