阿刀田高氏著。2003年。古事記を簡単に解説してくれる本。内容は知らないが、ちょっとかいつまんで読んでみたいという人にお勧め。巻末には天皇の一覧が掲載されているので、一応歴史の教科書のような体裁も保っている。というものの、古事記は歴史書ではなく多分にフィクションの要素を含んだ書物である。天皇が多くの女性と関係を持ったり、現在では考えられないほど残虐な殺戮を行っている等、事実としてとらえるのは若干難しい。したがって、小説的な部分を踏まえた上で過去を理解することが必要である。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
趣味・娯楽
- 感想投稿日 : 2011年5月10日
- 読了日 : 2011年5月10日
- 本棚登録日 : 2011年4月2日
みんなの感想をみる