バリュー投資の祖、ベンジャミン・グレアムの著。1949初版。投資と投機の違いなどを明確に定義し、素人の投資家がいかにして投資の世界で振舞うべきか、プロの投資家がどのように投資をすべきかを事例を踏まえながら説明している。時代が時代だけに、例となる事象がかなり古いが、それでも2008年現在と通ずるところがあり、大いに参考になる。過去の動きを知ることも投資家には必要である。一般的なサラリーマンは、無理に高利回りの商品に手を出すよりも堅実に優良株や債券を購入するほうがよさそうだ。証券分析の章ではPERやROAを重視するなど、基本的手法の重要性も説いており、今後の投資に役立てられる内容である。良著。
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カテゴリ:
経済・マネー
- 感想投稿日 : 2008年12月13日
- 読了日 : 2015年8月7日
- 本棚登録日 : 2008年12月13日
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