それでも、日本人は「戦争」を選んだ

著者 :
  • 朝日出版社 (2009年7月29日発売)
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本棚登録 : 3221
感想 : 394
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へー、というのも多少あり、何より感情的ではないこと、戦争という過去の営みを冷静に分析する意志、合理的であることへの信念みたいなもの、同時にだからこそ「わかり易くなくてはならない」という姿勢、好きです。
 形式として、中高生との対話授業の活字化、というのが、そういう意志が込められている。考える素材がゴロゴロしていて、結論に飛びつかない、ある意味、価値付けるような結論がないのも、正しいことだと思う。何につけ安易に結論を求めるのは、ハウツー本的な、つまり自分で考えることの放棄。要は普通に、何でだろう、誰が儲かるんだろう、何がしたいんだろう、と考えることが大事だ、ということを、別に全く感情的にならずに、そっとつぶやいているような本。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本:お楽しみ
感想投稿日 : 2013年1月28日
読了日 : 2013年1月28日
本棚登録日 : 2013年1月28日

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