お囃子えりちゃん寄席ばなし

  • イースト・プレス (2012年2月17日発売)
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感想 : 13
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落語会や寄席で三味線を弾く「お囃子さん」とは、どういう人たちなのか!

と、いう興味や好奇心を抱いたことがある人には、読みやすいし軽く楽しめる一冊。そうでない人にとってどうなのかは分かりません。

「お囃子さん」になるにはいろいろな形があるそうですが、この著者は国立劇場の公募コースで2年、ハードに勉強してなったそう。落語自体が割と人気が上がってるので、お囃子さんも需要が絶えないのでしょう。
(いずれにせよ最終的には落語協会なり落語芸術協会なりの認可が必要だそうですが)

無論、著者が「は標準的なお囃子さん」と言うわけでもないでしょう。こういう伝統芸能の世界に(表面だけでも)現代っ子でござい、という看板で入っていく訳ですから、度胸はありそうです。

あと、2018年現在噴出している日本の体育会の協会のセクハラ・パワハラぢゃないけれど、こういう伝統芸能の世界も、インターネット時代までは、閉鎖的なぶんだけ人間関係で大変なことも多かったんだろうなあ、と、思ったりします。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本:仕事きっかけ
感想投稿日 : 2018年9月2日
読了日 : 2018年5月13日
本棚登録日 : 2018年5月13日

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