華氏451度〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫 SF フ 16-7)

  • 早川書房 (2014年4月24日発売)
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本棚登録 : 6083
感想 : 465

ユートピア作品「タイタン」読後、30年も前、大学生時分、映画鑑賞したディストピア作品「華氏451」の原作を読みたくなり手に取りました。映画は?奇妙?で、原作も?奇妙?でしたが、ジョジョの奇妙な冒険だと思ったら、すいすい流れはじめました。
内容は著者レイ・ブラッドベリと同年代の社会学者フェスティンガーが提唱した『認知的不協和』を体現したような感じですね。

二つの矛盾すること、ここでいう「本を読みたい」vs「本を読むことは良くない」から生じるストレス、この認知的不協和を解消するために、自分にとって都合が良いように行為を正当化してしまうお話と思いました。
怖いですね…

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年2月16日
読了日 : 2023年2月16日
本棚登録日 : 2023年2月12日

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